神経症
過度の不安のため、種々の症状を示します。
(1)不安神経症
不安、動悸、息苦しさ、などを発作的に、あるいは持続的にきたす状態です。パニック障害とも呼ばれます。過呼吸症候群を伴うこともあります。
(2)恐怖症
対人恐怖、赤面恐怖、不潔恐怖、閉所恐怖、自己視線恐怖など、特定の物や状況を極端に恐れる状態です。
(3)強迫神経症
馬鹿しい、意味のない特定の考えが繰り返し浮かんできて、なかなか追い払うことが出来ない。何度も手を洗う手洗い強迫、戸締りやガス栓を何度も確かめる確認強迫など。
(4) 心気神経症
些細な身体の変調にこだわり、重い病気に罹っていると思い込み、不安になる状態です。
(5) ヒステリー
心の中の処理できない葛藤が、身体症状や意識障害をもたらす状態です。歩けない、声が出ない、目が見えない、痙攣発作などが見られます。
(6) 抑うつ神経症
大きなストレスや性格上の問題によって、うつ状態になるものです。
(7) 離人神経症
自分の感情、思考、身体が自分のものでないように感じたり、外界に現実感を感じなくなる状態です。空腹感、満腹感、季節感を感じない状態です。